正社員・派遣社員・パート・アルバイトの違いは?
働くとき、どんな職種で働くか以外に、正社員やパートなど、いわゆるどんな雇用形態で働くかも考えるうえで大切になってきますね。
また、求人情報にも必ず記載されています。
今回は、主な雇用形態である、正社員・派遣社員・パート・アルバイトの違いと、メリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
なんとなくわかってはいるけど、詳細まではご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ参考にしていただければと思います。
主な雇用形態の違いとメリット・デメリットとは?
① 正社員
- 直接雇用
- 正規雇用(無期雇用でフルタイム勤務)
メリット
- 給与だけでなく、賞与や退職金制度、有給、手当や福利厚生がしっかりしている
- 特別な理由(本人の転職・倒産・労働契約に反する行為)がない限りは、定年まで働ける
- 昇進・昇格しやすい
- 社会的信用が高いので、ローンやクレジットカードなどの審査に有利
デメリット
- 企業によっては残業や休日出勤がある
- キャリア育成のために、転勤・出向・異動があり、原則従わなければならない
- 自分自身の業務以外に、後輩や部下のフォローや育成担当をしたりと、仕事が多岐に渡ることが多い
② 派遣社員
- 間接雇用
※ただし、派遣社員で働く期間が3年を超えるようであれば、直接雇用としての働き方に替えることが可能。 - 非正規雇用(契約の期間が決まっている有期雇用。正社員以外。)
メリット
- 自分のライフスタイルに合わせて、仕事を選ぶことができるので自由度が高い。
- パートやアルバイトよりも時給が高い。
- 契約内容以外の仕事をすることがないため、残業もないことが多い。
仮に残業になったとしても、必ず残業代が支払われる。 - 派遣会社が、仕事のキャリアプランの相談にのってくれるなど、フォローがある。
- さまざまな職場で働くことができるので、スキルアップが可能。
デメリット
- 同じ職場で働き続けられるのは長くても3年と、期間に上限があるので、安定性に欠ける。
- 契約期間が満了したとき、状況によって次回以降の契約が更新されない場合がある。
- 昇給がないので、賞与が支払われない。
- 交通費が支払われないことが多い。
③ パート
- 直接雇用
- 非正規雇用(契約の期間が決まっている有期雇用。正社員以外。)
- 子育て世代の主婦が働くイメージ
メリット
- 求人数が多く、未経験でも可能なことが多い。
- 仕事の時間や期間を、自分の状況に合わせて調整が可能。(週3~、6時間勤務など)
- 重い責任を伴う仕事は少ない。
- 契約が更新され、結果的に長期雇用になることが多い。
- 副業・ダブルワークが可能。
デメリット
- 長期雇用ではないので、安定性に欠ける。
- 時給制だが、賃金が比較的安い。
- シフト制だが、固定されている場合が多いので、自由度が少なくなる。
- 勤続年数が増えても、昇給や昇進の機会はほとんどない。
- 基本的に賞与や退職金がない。仮にあったとしても少額。
④ アルバイト
- 直接雇用
- 非正規雇用(契約の期間が決まっている有期雇用。正社員以外)
- 学生やフリーター、副業で働くイメージ
メリット
- 求人数が多く、未経験でも可能なことが多い。
- シフト制が多いので、休日をある程度自由に設定できる。
- 重い責任を伴う仕事は少ない。
- 副業・ダブルワークが可能。
デメリット
- 長期雇用ではないので、安定性に欠ける。
- 時給制だが、賃金が比較的安い。
- 勤続年数が増えても、昇給や昇進の機会はほとんどない。
- 基本的に賞与や退職金がない。仮にあったとしても少額。
※アルバイトとパートは法律的には明確な違いはありません。ですので、企業が働く期間・時間によって使い分けていることもあります。
まとめ
雇用形態の違いと、メリット・デメリットもご紹介しました。
なんとなくで決まるのではなく、しっかり考えた上で決めていきたいものですね。
大切なのは、それぞれのデメリットもしっかり把握した上で、それでもこの働き方でいこう!と思えるかどうかだと思います。
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